このチュートリアルでは、SuperSaaSを用いた予約システムとして、カップケーキワークショップをイベントの例として、定員制スケジュールを用いたイベントへの参加予約システムを作成します。 予約はもちろん、キャンセル待ちでの予約登録を可能にすることもできます
SuperSaaSは様々なシーンで活用できる予約システムを作成できます。多様な作成例のデモはこちらをご覧ください。
単一のシンプルな予約システムを作成します
ここでは単一のイベントに対しての予約システムを作成します。日程も時間も決まっているため、スケジュールのようなカレンダーで表示も、そこから対象を選択する操作も必要がありません。もし、予約対象が複数あり、カレンダー形式の表示から選択して予約するようなシステムが希望であれば、こちらの 教室参加予約システムのチュートリアルが適しているかもしれません。
このチュートリアルのポイント
- 予約システム「定員制スケジュール」の作成
- 予約システムのカスタマイズ
- 各予約へ課金
このチュートリアルで作成した予約システムのデモはこちらからお試しください。 さらに、SuperSaaSスケジュールをいわゆるウィジェットとして統合することもできます。ウィジェットは、次のようにサイト上の小さなフレームまたは小さなボタンとして表示されます。:
仕組みは簡単、5ステップで予約システムが作れます。
作成方法の基本はウィザード形式で、設定を選択するだけで予約システムの基本が作れます。簡単に作って試すことができますので、様々なニーズに合わせて、より使いやすい予約システムを作成できます。
Step 定員制スケジュールの作成
まず始めに、SuperSaaSのダッシュボードにログインしましょう
SuperSaaSを使用するには、利用者登録をしてアカウントを取得する必要があります。 アカウントは有効なメールアドレスがあれば、誰でも無料で取得できます。 まだアカウントをお持ちでない方は、SuperSaaSホームページの上部にあるメニューのサインアップから登録ください。
アカウントの準備ができましたら、同じくメニューにあるログインから、アカウントを入力してログインしてください。
スケジュールの作成
ログインすると、ダッシュボードの管理画面になります。 画面右側にある新規スケジュールボタンをクリックしてください。 これから作成するスケジュールタイプを選択する画面となります。
今回はカップケーキワークショップをイベントとして参加予約システムを作成しますので、定員のあるイベントに対して予約を複数受け付けることになります。 「定員制スケジュール」を選択して、次のStepへボタンを押してください。
イベント単位での予約システムとなりますが、たとえば講師へのアポイントメントなど時間帯の予約のようにスケジュールを押さえるタイプの予約システムが必要であれば、リソーススケジュールが適しているかもしれません。 その場合は、こちらのリソースタイプのチュートリアルを参照ください。
スケジュールの名称設定
定員用スケジュールに名前をつけましょう。 名前がそのまま予約システムのURLになりますので、あまり複雑なものにならないよう、任意の名前を入力して次のステップへ進みましょう。
イベントの基本設定
イベントには複数の参加が可能として、最初の設問には「複数」を選択してください。加えて、その横にある入力枠に定員数を入力します。ここでは「3」と入力して、定員3名とします。
次の項目「時間」はイベント時間の長さです。ここでは4時間と設定してください。
「キャンセル待ちリスト」はチェックを入れてください。定員がいっぱいである場合でも、キャンセル待ちとして予約の受付が可能になります。
「カレンダー」は、今回、単一のイベントですので、スケジュールのようにカレンダー表示をする必要がありませんので、「これは単発イベントに対しての予約シートです。」を選択して下さい。
ここでの設定はスケジュールを作成した後でも変更が可能です。設定ができましたら「完了」ボタンで予約システムの基本ができあがりです。
Step 作成した定員スケジュールを確認
ダッシュボードの管理画面に戻ってみてください。 作成したスケジュールが登録されているはずです。 スケジュール名の横にある使用ボタンを押して管理者のままスケジュールにアクセスしてください。
管理者としてログインした状態でスケジュールにアクセスすることで、管理者用の機能ボタンの付いた状態のスケジュールが表示されます。
最初の状態ではまだ予約対象となるイベントを登録していませんので、白紙の状態として表示されています。
予約対象のイベントとして、カップケーキワークショップを登録します
予約対象のイベントを登録するために「新規スロットを作成」ボタンを押してください。新規スロット作成ダイアログが開きます。
「開始時間」はイベントの日時期間です。今回はこのままとして、「タイトル」と「説明」を入力しましょう。タイトルは「カップケーキワークショップ」、説明は「どなたでも参加いただけます」と入力して、スロット作成ボタンで確定してみましょう。 予約対象として登録されます。 "説明"フィールドに“https:”で始まるURLを入力すると、URLが画像である場合はその画像を表示することができます。
SuperSaaSスケジュールは色味はもちろん各種装飾を行うことができます。スケジュールのレイアウト設定はこちら を参照ください。
Step 予約システムのカスタマイズ
すでに予約を受け付けることのできる基本機能はできあがっています。ここでは、様々な用途に合わせる設定部分を説明します。
今見ている画面には「スロットを表示する」タブの表示となっています。その横に「月」「日」など、表示形式を切り替えるタブがあります。単発のイベントの場合、月や日などスケジュール型の表示は必要のない画面ですので、レイアウトの設定で変更してみましょう。
画面右上の管理者用のメニューの設定ボタンを押してください。ダッシュボードの「設定」画面になります。 続いて「概要」、「リソース」、「アクセス」、「レイアウト」から「レイアウト」をクリックして下さい。 レイアウトの設定画面となります。
レイアウトの設定
レイアウトの設定画面の中に「どの表示形式でご利用されますか?」という質問が見つけられるはずです。 この項目で表示形式を設定できます。 今回は単発のイベントなので、スケジュール的なものは全て必要ありませんので、「有無」のチェックボックスのチェックを「利用可能時間」のみにして、他は使わないように設定して下さい。 この時、「一つのスロット場合簡略化された表示」にチェックが入っていることを確認ください。 チェックを入れることで、単一の予約対象の場合のみ、表示が詳細化されます。
予約ページに文章や画像を挿入することもできます。ワークショップの予約ですので、タイトルとウエルカムメッセージを挿入してみましょう。 レイアウト設定内の「カスタムメッセージ」項目にある「スケジュールタイトル」に「カップケーキワークショップ」を、その下の「メッセージはスケジュールの上にホワイトスペースで表示されます。」項目のリッチエディタに「私たちと一緒にカップケーキを作りませんか?」を入力してみてください。
今回のレイアウトの設定はここまでとします。 ページ下にある「変更を保存」ボタンを押してください。設定が反映され、画面は設定の概要ページに戻ります。
予約ページへのアクセス条件の設定は「アクセス」から行うことができます。このチュートリアルでは割愛しますが、誰でもアクセスできる予約ページや、ログインが必要な予約ページなど、用途に合わせて設定が可能です。 アクセス条件の設定詳細はこちらを参考ください。
リソースの設定
ここからは、リソース(予約対象)の設定を見てみましょう。 「リソース」タブをクリックして下さい。リソースの設定画面が表示されます。
リソース設定画面の最初に、スケジュールの名称の設定があります。任意に変更が可能です。 続いて、スポット名とユーザーが予約をするスポット名の設定があります。 各所で用いられる言い回しの設定で、今回はワークショップイベントですのでスポット名は「イベント」にして下さい。 あるいは「その他」を選択し、自由入力欄に「ワークショップ」とするほうが良いかもしれません。 用途に合わせて設定下さい。
ここでは設定できませんが、初期設定では「ユーザー」と称されている利用者の言い回しも変更可能です。ただしこちらはシステム全体の設定のため、スケジュール単位での切り替えはできません。詳細はこちらを参照ください。
スポット名など言い回しに用いられる単語は、英語表記の場合、用途に合わせて自動的に複数形に変換されます。複数形表記が特殊な場合は「単数系,複数形」と指定することも可能です。
リソース設定では「定員」の項目で、ユーザーからの予約に制限を設けることができます。 重複した予約の可否を設定できますが、同一ユーザーかどうかの判定であり、複数のユーザー登録をする場合など、同一人物であるかどうかまでは判定できません。
オーバーブッキングの設定
定員を超えて予約の受付するかどうかの設定です。許可する場合は条件付けを選択することが可能です。 キャンセル待ちを受け付けている場合で、「予約がキャンセルされた場合自動的に予約者リストへ移動」にチェックが入っていると、予約に空きができた時に、キャンセル待ちリストの先着順に予約者リストへの予約の移動が行われます。 自動移動の判定が行われるののは、キャンセル待ちリストの先頭の予約です。複数の予約を可能にした場合は、その予約数のキャンセルが出るまで自動移動が発生しません。
場所の設定
予約対象作成時に、対象のタイトル、説明に加え、場所の情報入力欄を追加することができます。 場所に入力された内容は、たとえば、OutlookやGoogleカレンダーなど他サービスと連携した場合、適切な結びつきで処理されます。
価格の設定
イベント参加を有料として、価格情報を持たせることができます。 掲載情報としてだけはなく、予約時に請求することも可能です。
価格設定は詳細にルール付けすることが可能で、予約の長さで算出したり、キャンペーンなど一定期間の変更や、事前予約の割引ように、予約日時までの時間による補正など柔軟な設定ができます。また、SuperSaaSでは課金システムも利用することができます。詳しくはこちらをご覧ください。
Step 定員制スケジュールのテスト
今は管理者として予約システムにアクセスしています。管理者は設定の変更など特殊な権限を持ってアクセスしていますので、管理者としてログインしていない状態での実際の利用者として予約システムのテストが必要です。一度サインアウトしてスケジュールにアクセスするなどしてテストを行いましょう。
テスト方法など詳しくはこちらを参照ください。
Step 予約システムの公開
テストを行い問題なければ、いよいよ公開となります。
作成したオンラインスケジュールへのアクセス公開方法は例として下記