3つのスケジュールタイプ
まずどのスケジュールタイプを使用するかを選択します。
各ビジネスにおいて、スケジュールの予約のプロセスが異なることがあるでしょう。
SuperSaaSは3つのスケジュールタイプを提供しますので、希望に最も近いスケジュールタイプを選択して下さい。
3つのスケジュールの種類は、定員制スケジュール、リソーススケジュール、そして サービススケジュールとなっています。
スケジュールタイプは後から変更できないため、迷ったらそれぞれのスケジュールを実際に試し、理想に合うタイプを選択しましょう。
定員制スケジュールグループイベント等に
最初の質問です。
“複数のユーザーが同一のイベント 同時間帯に予約可能か?”
答えが“yes”なら定員制タイプを選択して下さい。
同時間帯に複数の人の予約が必要な場合、定員制スケジュールがベストです。
- 生徒の予約が必要なクラス*英会話教室等
- セミナー等の大勢の人間の予約が必要な場合
定員制スケジュールが向いていない場合、リソースタイプまたはサービスタイプを代わりに試してみてください。
- コンサルタントとのアポイントメント(同時間帯に1人の人間のみ)
- 複数のセラピストがいるサロン (ユーザーは各セラピストに対して予約が可能です。)
- カーレンタル (1台に対して同時に予約は不可能)
リソーススケジュールはほとんどのビジネスに利用可能です。
“リソース”タイプと“サービス”タイプの区別は主要な予約のプロセスにあります。
リソーススケジュールの場合、各リソースは(教師, ボート, 部屋等)、同時間帯に1回のみ予約可能です。
スケジュールは利用可能なリソースを表示し、ユーザーは希望のリソースを予約します。
一方、サービススケジュールは、複数のリソースが選択される可能性のあるサービスを提供するために使用され、ユーザーは最初にサービスを選択します。(レッスン、マッサージ、ヘアカット等)
サービスを選択すると、そのサービスに必要なリソース(特定の教師、セラピストやインストラクター、ヘアスタイリスト)が利用できるすべてのスポットがスケジュールに表示されます。
まず最初にリソースタイプのスケジュールを選択することをお勧めします。
リソーススケジュールタイプは、ほとんどのビジネスに対して適用します。
リソーススケジュールタイプでは、各リソースに対して名前を付ける必要があります。
例としてセラピスト、会議室、スタジオ、テニスコート等
サービススケジュールは複数の独自の機能を持っています。
サービススケジュールの主な利点は、他のスケジュールでのリソースの可用性を考慮に入れることができる点です。
あなたのサービスが多くのリソースの可用性に依存している場合、サービススケジュールは必要なすべてのリソース(オブジェクトや人)がいつ利用可能かをチェックし、ユーザーが予約できるようにします。
ただし、リソーススケジュールではユーザーが任意の長さの予約を作成したり、繰り返しの予約を作成したりできるのに対し、サービススケジュールにはそのような機能がないことに注意してください。
サービススケジュールが適している例
- 一つの予約に対して複数のリソースが必要な場合
例: 予約の際に部屋とセラピストを同時に選択する必要がある場合 - 異なるサービスで異なるリソースが必要な場合
例: 特定の人間でしか行う事が出来ない施術等 - サービスには、別のリソースが占有されている必要があります。
例: 高齢者支援サービスでは、まずボランティアが支援する場所を埋める必要があります。
複数のリソースを使用するサービスを定義するには、まずそれらのリソースをリソーススケジュールで定義する必要があります。
複数スケジュールの統合
サービススケジュールが複数のリソーススケジュールに連携されている場合、様々なカレンダーを組み合わせることで、より複雑な予約ニーズを解決することができます。
例えば、ウェルネススパには2人のセラピストがいて、それぞれが特定の部屋で特定のトリートメントを提供できるとします。
あなたは、サービスには「セラピスト1」または「セラピスト2」と「ルーム1」が必要であると指定することができます。
セラピスト1とセラピスト2が同じスケジュールにいる必要はないため、各セラピストが自分のGoogleカレンダーの空き状況を同期することが可能になります。
より高度な応用については、スケジュールの統合の章を参照してください。
最適なスケジュールタイプを選択
SuperSaaSで新しい予約スケジュールシステムをセットアップする場合、3つの異なるスケジュールタイプから選択する必要があります。
どれを選択すればよいかを決めるのに役立ててください。
ユーザーに予定をスケジュールさせたいのですが…
(使用ケースを説明してください)
まず自分に合ったスケジュールを見極めるために、実際にデモで操作を試用してみましょう。
また、異なるタイプのスケジュールのチュートリアルを参照可能です。
利用例 | スケジュールタイプ |
---|---|
生徒の予約が必要な語学教室 | 定員制 |
セミナー等の大勢の人間の参加するイベント | 定員制 |
会議室の予約 | リソース |
ユーザーが予約時に利用時間の長さを選択可能 | リソース |
ホテルや宿泊施設等 | リソース |
プロジェクターと会議室を同時に予約 | サービス |
ある予約を別の予約と照合する | サービス |
複数のスケジュールを組み合わせてリンクする | サービス |
一歩進んだ活用法
SuperSaaSはどんな業種にもマッチする多様な柔軟性を備えています。
以下シチュエーション別に見ていきましょう。
制限付きの予約
リソーススケジュールとサービススケジュールは、デフォルトでは、指定しない場所を除いて、営業時間内のどこにでも予約を受け付ける事が出来ます。
逆に、定員制スケジュールは管理者が作成した予約枠以外にはユーザーは予約をする事が出来ないので、予約受付可能な時間が一定では無い場合等、予約枠を1名にすれば良いので、定員制スケジュールの方がより柔軟かつ簡単にスケジュールを作成出来る場合があります。
スタンドアロンサービススケジュール
他のリソースと一切関連のないスケジュールを定義することができます。
リソースの要件がない場合、予約は実質無制限に作成することができ、実際はほとんど役に立ちません。
このため、サービススケジュールは、重複する予約を禁止するように設定でき、事実上、単一のリソースを持つリソーススケジュールとして機能します。
これを使うと、単独のリソースを簡単にサービススケジュールとして使うことができます。
例えばサービススケジュールのカレンダーのフォーマットの方が用途に合う、などの場合にこの機能は役に立ちます。
プールされたリソースを単一のエンティティとして提示
サービススケジュールを使用して、複数のリソースを単一のエンティティとして提示することができます。
例えば、20台の同一のレンタル機器があり、顧客に特定の機器を選ばせたくない場合に便利です。機器をランダムに配布するか、順番を指定して最初に利用可能なものを配布するオプションがあります。詳細な説明は、スケジュールの統合に関するページで確認できます。
単一のリソースを複数エンティティとして扱う場合
反対に、複数のサービススケジュールを、単一リソースからなる複数エンティティとして使うことができます。
例えば、クラブのメンバーに表示されるスケジュールと、一般の顧客に表示されるスケジュールを分ける場合です。
メンバーには通常の顧客よりも低価格で予約を許可したり、より早く予約を許可したりすることができます。
別のケースとして、複数の場所で異なるクライアントのために働くコンサルタントの場合、各クライアントに特化したスケジュールを提供しながら、二重予約を防ぐことができます。
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